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今更8話感想。真面目な感想です。比較的。

*基本的に枢木に愛。時々厳しい愛含有。
*ゼロ思想(notルルーシュ自身)には否定的。
*いわずもがな、腐視点。


(途中まで書いて放置してあったものですが、9話感想書く前に取り敢えず上げてしまいます)
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<黒の騎士団国外逃亡について>


本末転倒・・・?


取り敢えず、日本人を馬鹿にし過ぎじゃないかと再三のように(ry


藤堂の「我々は日本の独立のために・・・」と言う台詞に対して、ゼロが言った「日本人とは何だ?」の質問返しは、正に口八丁手八丁。
論旨をぼかして逸らしているだけ。
国家そのものの存立と民族のアイデンティティーはイコールではない。
逆に言えば、国があっても民族意識が薄い集団なんていくらでもいる。
自己の集団帰属性なんてものは、結局のところ、外界との接触や衝突、圧迫を受けて初めて輪郭を感じるもの。
だいたい近代国家の概念に、領土・それに付随する歴史への愛着は必ずしも必要ではない。むしろ、民族性(日本人)を追求する場合にこそ、その精神性と風土とは切り離せない関係にあるはず。
だから「日本人とは」っていう問いをしながら国外脱出はおかしい。
その辺り、監督は敢えてスルーしてるのか、後で何かの伏線になるのか。
というか、ゼロは自分が答えにくいこと訊かれたり、不味いことに突っ込まれたら、いつも決まって質問返し。
あんまり論議に向かない人には有効だろうけど、そうでない人にもそれが通じてしまうのは主人公補正のなせる技。


他の団員はともかくとして、藤堂は何を考えているんだろう。
「ゼロが日本のためにならないようなら~」とか言っておきながら、簡単に説得されて国外逃亡。
これも何かの伏線?・・・であることに期待。
藤堂たちはゼロの正体を知らないから、『黒の騎士団=日本独立のため、ブリタニアに反抗するのはあくまでその一貫』という認識。
けど、実際の黒の騎士団の目的はブリタニアの破壊。それがトップ(ゼロ)の認識。
この辺りの猛烈なズレをものすごい勢いでなかったことにして日本脱出したけど、どうするんだろ。
ゼロバレした時に藤堂が反旗を翻す前触れ?・・・というんでもなさそうだけど。
それとも藤堂にしても、『ブリタニアをぶっ壊してから、日本を取り戻す、解放させればいい』という考えなんだろうか。
それだと、ブリタニアが壊される過程でのエリア11への更なる圧制だとか、そういうのはどうなるんだろう。
ナナリーが総督になったからともかくとしても、それは保証された何かじゃない。
藤堂たち、黒の騎士団はいいさ。
けど、本編でチラっと名誉ブリタニア人が零してたけど、ブリタニアの支配下とはいえ、努力して小さな幸せ見つけてる人たちだっているわけで。
その人たちの幸福を取り上げて、「そんなの偽りの~」とか、「日本人なのになんで!」とか言われても、それこそ怒るだろう。
価値観の押し付けでしかない。
日本人とは何か、なんて、そんなの詭弁だろう。
一般の国民(というかイレヴン)にとっては、全てが力あるものの理論にしか聞こえないと思うんだけど。
今回、黒の騎士団が逃亡したことで、騎士団に入らないまでも応援していたイレヴン(not名誉ブリ人)たちは、どれほど失望したことだろうと思うよ。
むしろ、裏切られた、見捨てられたと思って憤って不思議じゃない。
だって、これ。彼らにしてみれば、「自分達だけさっさと逃げ出した」ことになるでしょうに。
スザクが「自分だけ逃げる気か!」って言ってたけど、正確には「自分達だけ」、ということになった。
残されたゼロに期待していた日本人たちの末路や心境がいっさい描写されてないから、ギアスは時々不公平だと思う。
というか、ゼロ、おま、第二のサワサキじゃないか!ww


そして、そんなテロ組織の渡航先。中華連邦。

100万匹のごきb(ry・・・もとい100万本の黒チューリップ、受け入れるんですか?
何のメリットがあるんですか。ギアス使われたんですか。
だって。ブリタニアと関係悪化させてまで、黒の騎士団を受け入れる意味は何。
エリア11を押さえられるならともかくとして、一部の難民(というよりテロ集団)を受け入れたところで、見返りなんてない。
むしろ、ブリタニアに睨まれて関係が悪化するだけ。

(と、おもいきや、ここは9話で理解しました。)


<幼馴染コンビの迷走っぷり>


驚いたポイント。

スザク篇
「君がユフィーを殺したなんて、よく考えたらやっぱり変だよ。僕に生きろなんて言った君が、そんな!」

ルルーシュ篇
「目障りなテロ組織は連れてってやるから、おまえ、他の日本人頑張って守れよ!ていうか、ナナリー守れよ!じゃないと許さないぞ!ほら、約束しろよ!・・・というわけで、ちょっと親父ボコりに行ってくる・・・ところで、スザク。やっぱりおまえのことは、俺が一番分かってるんだからな・・・////」


何、この悪寒。何、このフラグ。
おっかしいだろ!さすがに。
というか、ルルーシュ。学校サボってたらゼロですって自白してるようなもんじゃ・・・?
映像は誤魔化せてもシャーリーやリヴァルたちには誤魔化せないのでは。。


<367+両親>

アニャスザだったね!以上!(え)

冗談はさておき、意外と6は周りのことよく見てるのかなと思った。
公式のキャラ紹介に基本的に淡白っぽいことが書いてあっただけに意外な台詞が多かった。
小説読んだ上で書き足すなら、否が応でも気になる感じなのかも。
見てて不可解で、イライラすることも多いけど、でも気になって思わず口を出してしまう、みたいな。

ジノスザはもうあれですかね、完全にデキてる。
ゼロに「スザクは俺の嫁!」アピールがもう・・・!
そんな必死にならなくても、スザクはどこにも行きませんて!(苦笑)
それと、道着になんのツッコミもない辺り、すでに見慣れてるのかと邪推。
見慣れているっていうか(ry

セシルさんのセクシーショット(・・・)はともかくとして、両親同伴って・・・v
スザクに対する周囲の過保護っぷりに萌えつきた・・・。
そして、スザクが立ち上がった途端に釣られて立ち上がるロイドさん。
・・・スザクのことが好きなんだ、ホントに(シミジミ)。


<ナナリー>

ナナリー・・・一つ気になったのが、何故そんなにもゼロを許したがるのか、ということ。
ゼロ=ルルーシュと薄々気付いているのか、それとも、単にユフィーがそうしようとしたからなのか。
もしくは、ナナリー自身の寛容さ?
何も知らない側近からしたら、正直ナナリーのこの発言は不穏当。
特区日本だけでも蒸し返された感があるだろうに、「ゼロを許せるなら許したい」みたいなこと言ったら、ブラックリベリオンで同僚や家族、恋人を殺されたブリタニア人は怒り狂うんじゃないかなぁ。
小説版で、被害者遺族に名前を伏せて手紙を書いてるってあったけど、ナナリーの中ではその二つは矛盾しないんだろうか。。


<100万のゼロとスザクの決断>

スザクにとってはかなり厳しい決断だったなぁ・・・と。
正直、ゼロの策謀に完全にはまったというか。
ブリタニア軍人としては失格。
こういうところが甘さと言われるなら確かにそうで、だけど、それだから枢木が好きな自分がいる。

ハッキリしたのは、枢木にとってのルールというか、指針っていうのが、ユフィーになったんだなぁという。
ユフィ>ゼロへの憎しみ。
それがきっと、これからのゼロとスザクの関係において重要な羅針盤になるんだろう。

私なら、つべこべ言わずに会場封鎖。
海氷船の接岸を力ずくでも止める。
船に乗らせなければ後はなんとでもできる。

あと、一つ。
スザクは自分を何だと思ってるんだろう。
イレヴンじゃないけど日本人?それとも名誉ブリタニア人?
これはまたそのうちに、ゆっくりと考察してみたい点になった。

しかし、今回の言動は明らかにマズイ。
いくらラウンズでも、そこまでの権限が与えられてるんだろうか。
また、軍内での立場も微妙になりそう。
ギルフォードなんて怒り心頭だったし、他の一般のブリタニア兵からしたら正にゼロは仇。
詭弁を弄したゼロに結局従わされたスザクだって同罪に見えても仕方ない。
36やキャメは何も言わないかもしらんけど、きっとギル初め、ゼロに深い恨みを持つエリア11に元からいた人たちは、ね。

この子はどこまでも・・・なんていうか、人のために自分の墓穴を掘る。

誰にも理解されなくてもいい、って言葉にその辺りがギュッと凝縮されてて、改めて見直したときに泣けた。
一人ぼっちで会場に残されて、誰にも感謝されなくても構わなくて。

そんな枢木が好きです。堪らない。


8話はそんな感想だったんです(二週間も経っちゃったけどネ!)。


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