
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
妄想炸裂の、“そして、恋が始まる。”(4)です。
うん、自分で書いててなんだけど、「どれだけ~♪」って連呼(自分に/痛いよ)。
*ちなみに関西圏の人間なので、「どんなけ!」ってツッコミに多用してしまいますv
殿下は一時的な恋情じゃなくって、一生スザクを自分から離れられないように仕向けることを考えてるのです、きっと(え)。
天然黒スザクのはずが、シュナ様視点だと普通に白いのはミステリー。
きっとシュナ様が大人だから・・・。。
あ、でも時々スザクが「俺」とか口調が乱れるのは、素が出てるので、どっちかというと俺スザク??
コメントなどなどありがとうございます^^
明日の夜辺りに返信させていただきますvv
枢木スザクに初めて会ったのは一年前。
ちょうど彼が高校進学を機にブリタニアに留学してきた時だった。
兼ねてからナナリーがしきりに褒めちぎっていた小国の王子は、ルルーシュに言わせれば「頭が悪くて酷い乱暴者で、その上見ていられないほど醜い」はずだったのだが、
会ってみて拍子抜けし、またそんな風に言ったのも納得できた。
少なくとも前半部分に異議はない。
勉強だけで言うならば優秀に近い部類に入ったが、どうも論理的な思考が苦手で、そういう面では確かにあまり頭がよいとは言えなかった。
乱暴者、というのもその通りで、お茶の席で初対面のクロヴィスにからかわれ、その脛を思い切りよく蹴飛ばしたのだから・・・結局は感情が先立つ性格なのだろう。
しかし、美醜に関して問われれば、コレを醜いなどと言った者は後にも先にもルルーシュ一人だろうと答えるだけだ。
もっともそれも私にできるだけ関心を持たせまいという義弟なりの配慮だったのだろうが。
少し動くだけでフワフワ揺れる亜麻色の髪の下の健康的な面は、16とは思えぬ幼さを多分に残していて、どこかぼんやりしている瞳の無防備さも相まって、優しげな印象を受けた。
もっとも、
「可愛いね」
などと思ったまま口にした途端、その丸く弧を描いていた眉をキッと吊り上げて睨まれたけれど。
その鋭さに驚きながら握手を求めて手を差し出してみたら、少し思案気に眺めて、やがておずおずと握り返してきた。
丸みの残る頬を真っ赤にして。
思えば、それが。
そして、恋が始まる。(4)
スザクに脛を蹴られたのは初めてだった。
ルルーシュなどは見かける度に蹴られているが・・・あれは弟に問題があるのだろう。
確かにスザクは口より先に足が出る悪癖の持ち主だが、理不尽な暴力を誰よりも嫌っているのも事実だった。
実際、私も今回はやり過ぎたと思っている。
思っては、いるが。
「い・・・っ、痛いっ」
消毒液の付いたガーゼをわざときつく押し当てると、ベッドにうつ伏せのまま涙目で振り返ってきた。
素足で駆けたせいか、土汚れを拭いてみれば小さな切り傷がそこかしこにできていて。
「どうして自分で気付かない?」
呆れて訊いてみれば、眉を寄せてツンっと顔を逸らしてしまう。
(・・・まったく)
そういう態度が大人の男の目にどう映るかということは全く分からないのだから、本当に頭が・・・痛い。
おまけにここは私の部屋で、今いるのがベッドの上だと分かっていても、何の警戒心もないのだ。
これで、『恋がしたい』とは笑う以外にない。
少し啓発してやろうと夜会に連れ立って行ってみれば、見事に狙いを外した上、クロヴィスに攫われてもやはり危機感の欠片もなく・・・。
考える内、次第に怒りに似た気持ちがこみ上げてきて、隙だらけの背中に覆いかぶさってやった。
少しは怖い思いをすればいい。
その程度の気持ちで。
「な、何っ、何ですかっ!?」
「いや、慣れないヒールで足が疲れたかと思ってね」
あからさまに怯えた声を出すスザクの足首を掴んでいた手を滑らせて、スカートの中に潜らせる。
そのまま太腿を撫でると、大袈裟に身体が震えた。
「ひぁぅ・・・っ」
上がった声は思いがけず高く上擦っていて、腹の底で熱が蠢く。
いつもより薄い布のせいか、直に体温が伝わるようでそれにまたスザクが強張った。
「あ、の・・・殿下・・・?」
ぎこちない笑みを振り向けてくる。
不安げなそれにも同情する気は起こらなかったが。
「スザク」
どうせ他に人もいないからと名前で呼んでみれば、驚いたように目を見開いた。
「・・・な、に?」
急に甘くなる瞳が憎らしい。
無自覚なのが許し難い。
先程もクロヴィスに易々と組み敷かれて、不貞などとは思いもよらないのだろうか。
「ブロンドに弱いのか?」
意地悪く口にしたのは半ば本音だった。
どうもクロヴィスには対応が甘い。
他にも幾人か心当たりがあった。
しかし、当の本人は心底不思議そうに「いいえ・・・?」と返してくる。
「あ、でも・・・」
「ん?」
「殿下の髪が好きだから、そうかもしれない・・・です」
・・・どうしてくれよう、本当に。
罰を与えてやろうかと思っていたけれど、これは・・・褒美の方がいいかもしれない。
「ならば触れてみるか?」
身体をひっくり返して額をくっつけると、力のない手で押し返してくる。
「あ、だ、だめですっ、ていうか、その・・・っ」
背けられた首のリボンが解けたままになっているのを引き抜いてしまえば、鎖骨の下まで露になった。
そこに唇を落として何度も吸う内、スザクの手が髪を掴むように降りてくる。
「ぁ、殿下・・・何か、怒って・・・?」
ぼやけた声で、それでも必死に訊いて来るのが心地いい。
「怒っていたのは君の方だろう?」
笑い返すと、「あれ・・・?そういえば」と考え始めた。
(・・・本当に忘れていたのか)
ここまで来ると呆れるというより感嘆ものだ。
クルクル動く緑をジッと視線で追っていると、突然思い出したように声を上げた。
「だって、殿下がっ!僕の話をちゃんと聞いてくれないから・・・っ」
じわっと目の表面に薄い膜が張る。
「・・・そういうわけではないんだが・・・すまなかったね」
謝られれば、許さずにはいられないスザクの性質を利用した。
何もかも言う必要はない。
案の定、小さく唸ってみせるだけで、それ以上聞いてこない聡い子の髪を梳きながら、これからどうしたものかと考える。
(まだ時機ではないと思っていたんだが・・・)
せっかくの据え膳をみすみす逃すのも惜しい気がした。
段階を踏んでやらねばと思っていたのも遠くなる。
(身体から仕込んでみるのも一つの手か?)
試しに細い腰を撫でると、ピクッと肌が波打った。
これは確認済みだが、感覚が鋭いせいか、過敏なほど刺激には弱い。
「で、殿下・・・?」
上目遣いに見上げてくるその目蓋にキスをして、スカートの中に潜ませていた手を中心に触れさせる。
「ゎ、なに、するんですか!」
慌てて押さえに来る手もそのままに愛撫を加えると、切羽詰った声を零した。
「君のしたがっていた“恋”だよ」
「ン、違いますっ、こんな・・・こんなのは・・・まだ・・・ずっと先で・・・っ」
やはり“ごっこ”遊びのつもりだったかと改めて耳にして、苦笑を禁じえない。
「ずっと先、とはいつかな?」
「あっ、く、・・・い、一年後っ」
基準は何だ、と問い詰めたい。
一度だけ会ったことのある教育係の顰め面を思い出して、得心はいったけれど。
「そんなに待てる男はいないよ?」
少なくとも私はね、と耳朶を噛んで囁けば、心底驚いたように見つめ返してくる。
なんだか酷い男になったような気がするから不思議だ。
「私と恋をしたいというならば、覚悟してもらわなければね」
言って、下穿きの合間から深みに指を這わせて、同時に熱くなった半身を押し付けてみた。
瞬時に顔を血色に染めて、パクパクと口を開閉させるのがおかしい。
その口を覆うように塞いで舌を侵入させれば、目を白黒させて逃げ惑う。
「・・・っ、はっ、や、待ってくださいっ!」
「手遅れだよ」
だいたいここまでつけ込まれる方にも問題があるだろう。
今後の教育も兼ねて、躾はしっかりしていかないと。
芯を捕らえた指の先で強弱をつけて嬲ると、面白いくらいに小さな身体が跳ね上がった。
「ぅ・・・っ、い、・・・ッ」
少し力が強すぎたのか線の柔らかい表情に苦痛が混じる。
私が選んで着せたドレスを着た子供がいつもは見せることのない痛ましさに、異常なほど欲望が高まった。
「覚えておきなさい、スザク・・・」
自分の声が掠れていて、抑制が効かなくなっているのが分かる。
「隙を見せるとこういう目に遭うということだよ」
スカートをたくし上げて下着をずり下ろすと、まだ幾分可愛らしいものに唇を寄せて、そのまま口の中に含んでしまった。
ヒ、と声を上げて指が押し返そうと逆らう。
開いた内股がビクビクと震えるのを指できつく握ると、ピンと力が入って・・・、
「いぅううっっ、いた・・・いっ!痛いっ、殿下!!」
そう言っていきなり髪を思い切り引かれた。
遠慮なく、いっそ引き抜くような勢いで。
その上、
「・・・っ」
痛みにつられて口を離した途端、目の前でそれが弾けて散った。
ピッと頬にその雫が跳ねる。
何が起こったのか分からなかった。
ただ、眉をギュッと寄せて口を開いたまま苦痛に喘ぐスザクが「触らないでっ、痛い」と繰り返す。
手を伸ばしている先に視線を流すと、足の甲が強く反ったまま小刻みに震えていた。
(これはアレだろうか・・・いわゆる・・・)
「・・・攣ったのか」
揉み解した方がいいだろうと手を伸ばせば、怯えながら罵倒される。
「触るなって言ってるだろっ!」
(思い切り揉んでやろうか・・・)
思いかけて、さすがにやめておいた。
刺激しないようにジッとしていると、少しずつ痛みが和らいできたのか、身体が弛緩していく。
「は、ぁ・・・あ」
ホッとしたように肩で息を吐き出してやっと向けられた涙目が、休む間もなく今度は驚愕に開かれた。
私の頬と自分の下肢をそれぞれ見て、顔をこれ以上ないくらい青褪めさせる。
「ご、めんなさい、僕っ」
これか、と指先で頬の白濁を拭って見せると、今度は赤くなって眉を下げた。
そんな顔をされると余計に責めたくなるのだが。
「せっかくだし、有効活用しようか」
愛想がいいと言われる笑みを載せて言えば、「ほぇ?」と間の抜けたリアクションで返される。
(・・・まずは情操教育からやり直しか)
表情には出さずに考えていると、ピリリと電子音が鳴った。
時計に目をやれば既に11時を回っていた。
恐らくは心配性の母親だろう。
残念ながらタイムリミットらしい。
「あっ、僕の携帯ですっ、多分!」
急いで身を起こそうとするのを片手で制して取ってやると、「はい」と普通に通話を始める。
「えっと、はい、もうすぐ帰ります」
などと言っているが。
捲れたままのスカートの惨状やら何やらで、見ている方には目の毒だった。
どうせならこのまま、と思う一方で、逸る自分を嘲笑う自分がいる。
ただ溺れるような快楽を与えてやろうと思っていたはずが、結局最後の苦痛で綺麗に消し飛んでいるらしいお子様には、やはりそれなりの準備がいるだろう。
(今日は見逃すしかないな・・・)
電話に頭を下げて頷いているフワフワ頭を撫でると、目を細めて甘えてくる。
ついさっきまでの色事の気配など欠片も残さぬ無邪気さで。
これだから、適わないのだ。
思い通りにしようと思っても、不思議と手をすり抜けていく。
この一年間、一つ一つ罠を積み重ねて、やっと落ちてこようとしている子供をどうやって歓待しようか。
どんな宝玉も、金銀の山も、
地位や名誉、挙句は王冠さえも、
この子供にとっては野山の花ほどの価値もないのだから。
***
電話中に通話相手の幼馴染とほぼ同時に足が攣ります。たいがい、馬鹿笑いしてる時に。
最悪なのは、私の場合、喉も攣ることですか。。
それにしても、結局うちのシュナ様はどう転んでも枢木に夢中。劇甘(劇的に甘いv)。
そしてちょっとS(笑)。
しかし、一回攣った場所って癖になるからなぁ・・・殿下、気をつけて!(おまえがな)。
